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2011/8/10

ボストーク50周年(後編)

-Vostok 50th Anniversary -

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ボストークロケットに続いて、今回は人間衛星船ボストークカプセルの模型です。

1961年4月、ユーリ・ガガーリン少佐は、この球体カプセル部分に乗って宇宙に運ばれたのでした。

 

 

前編でも触れましたが、この丸い部分がカプセルの一部です。

 

銀色の球体好きには、たまらないフォルム

 

そして球体型カプセルの中に乗っているのは

もちろんガガーリン少佐……

 

ではなく、宇宙服姿のオレ

ウフフ

 

“おもちゃのコクピットに可動フィギュアを乗せる”

という行為に、なぜか気持ちがワクワクしてしまう僕は、

今回、フル可動宇宙オレ飛行士も作ってみました。

特に密閉式のコクピットに人形を詰め込むのが好きなんだよなあ。変なの。

 

宇宙船本体は、2003年にメディコムトイ社が発売したCOSMONAUTSという商品を使用しました。

よくできたボストークカプセルの完成品玩具が手に入る日がくるなんて!

と、大喜びで買いに行ったのを覚えています。

 

コクピットには、宇宙飛行士人形が収納できました。素敵。

無くしてしまったけれど、宇宙服を着た犬の人形も付属してました。

細かいことを言えば、実機では、宇宙飛行士が搭乗するのは、

この蓋の反対側からのような気もするんですが、

ボストークカプセルの完成品模型というインパクトの前では些細なことなので気にしない。

その他の部分の出来良いし。

 

スミ入れ等して、数年飾ってたんですが、2007年頃のある日、

『運搬台や発射台に載せると、どんな模型でも5割り増しで格好良く見えるような気がする』

という変な思想に目覚め、

慣れないプラ棒細工をして、運搬台を作ってみました。

(前回のボストークロケット用に牽引車を作ったのもそのためです)

こんなの

載せてみる。

 

色を塗ってみた。

ついでに本体の薄い緑色の部分が気になっていたので、濃い緑色にしてみました。

工作の精度はともかく、なかなか良い雰囲気。しばらく飾る。

 

しばらく飾ってると、今度は本体の銀色部分をギラギラさせたくなってきました。

というのも、良く見るボストークカプセルの写真が、ギンギンぎらぎらしてるから。

 

それと、当時別の模型に、スプレーのりを吹き付けたアルミホイルを貼り付けてみたら、

割とうまいこと銀メッキぽい表現になったので、その手法を応用してみたくなったのでした。

そっちの模型はまだ未完成だけど。

スプレーのり55を吹き付けたアルミホイルをはさみでカット。

 

べろんと貼り付けて

綿棒や爪楊枝で密着させる。

 

機器隔室部にも貼り付けてみました

なんだこの簡単さは。まあ簡単なりの精度ではあるけれど。

 

ぎらーん ウフフフ

 

ただ、本当にカプセルの表面が銀色だったのかどうかは、

資料を見れば見るほど、いろんな表現のものが見つかるんで、僕はよくワカランです。

六角形の目地入の入った白色のカプセルもあり、それも格好良いです。

 

この頃、いっしょにボストークマトリョシカを作っていた様子。

因みに、この銀紙を貼るのは、小惑星探査機はやぶさを作ったときにも応用してみました。

なんにせよカプセルのぎんぎら状態を見られて満足。

あとは窓とアンテナをつけるだけで完成なんだけど、

満足してしまうと放置する癖が有るためしばらく放置。

 

カプセル放置中に、宇宙飛行士を作ろう。

ベースにしたのは、80年代に購入した24ゾイドという玩具に付属していた可動人形です。

少ないパーツでよく動く良い玩具。

 

エポキシパテを盛っていきます。

最近はパテがわりに、ファンドという石粉粘土ばかり使ってますが、

この作業をしていた当時は、エポキシパテ大好きっ子でした。

 

人形の縮尺が24分の1で、宇宙船の縮尺が、だいたい30分の1くらいなので、

実際の対比だと、人間はもっと小さいです。

今回は

『カプセルに詰め込まれる可動人形ってステキ』

ということを主題に作ったので

その辺は雰囲気優先です。

 

それにしても

直径2.3mの薄い殻の中でじっとしていて、さらに数十センチ先の屋外は宇宙空間

という状況は、なかなかドキドキしそう。

大気圏突入時なんて、ドキドキなんてレベルではないかもしれない。

 

ヘルメットの加工

 

こぶしのサイズが気になる

 

ミクロマン女性素体の手を使ってみよう

 

好きなバランスになってきた

しばし放置

 

もっとお腹をタプンとさせたくなり、ファンドを盛る

 

塗装したりファンドで微調整したり。

 

塗装は主にアクリル絵の具を使ってます。

準備と片づけが楽でお手軽だからか、小学生のときの図画工作の時間を思い出すので、

アクリル絵の具での塗装は好き。

 

もうちょい

 

写真と比較。だいたい似てれば良いや。そして

 

宇宙オレ飛行士

か ん せ い

腰も可動するところがお気に入り

 

よう

イェー

 

ワー ワー

 

……なんか長くなっちゃったんで、ページを分けます

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