<home>

2009/7/16

学研ムック

ケルベロス 東京市街戦

首都警特機隊全記録

学研からケルベロスサーガを題材にした、上記の本が出版されました……3月末に。

ぼんやりしてたら、紹介するのが遅くなっちゃった。

 

さてケルベロスといえば、押井守氏初の実写監督作品、『紅い眼鏡』以来、

様々な媒体で20年以上も作りつづけられている、こだわりの一品です。

今回紹介する本は

ケルベロス――首都警特機隊――が存在している(していた)日本の戦後史

(二次大戦の戦勝国がドイツだったりする世界の昭和20年〜42年までの歴史)を軸に、

特機隊の装備、歴史、戦術等を、余すところ無く網羅した一冊となっています

 

と、簡単に言えば上記のようになるんだけれど

この『余すところ無く網羅』っぷりが、相当濃い。

各種武器写真、手描きイラスト、模型写真、特撮写真、図解、テキストがぎゅうぎゅうに詰まっていて、

好きな方には、大層コストパフォーマンスの高い本になってます。

こういう密度の高いニセドキュメントは大好き。

『92式特殊強化装甲服の構造詳細』の項なんて、眺めてるだけでワクワクしてしまうもの。

 

その上、押井守氏のロングインタビューや、藤原カムイ氏の描きおろしコミックまで載ってるなんて、

これはちょっと密度が濃すぎるんではないか?と心配してしまうほどに、

製作者の首都警特機隊に対する愛あふるる一冊なのでした。

ケルベロスサーガが好きな方はもちろん、パラレルワールド物の好きな方にもお薦めです。

 

で、今回、この本の中の、架空の新聞記事パートを担当させていただくという、

レイバー本に続いて、なんとも僕好みの有り難い依頼を頂いたのでした。

 

特機隊大かつやく

こんな感じで載ってます。

ぼくが担当させていただいたのは、6ページぶんで、計12記事です。

クーデターやらハイジャックやら、いろんなシチュエーションを作りました。

あ、もちろん記事の文章を考えたのは、ぼくじゃないです。

読めるかどうかの瀬戸際の小さい文字なのに

記事の内容も妥協無く考えられていてスゴイ。濃い。

 

ひとこま漫画も描いたョ

しかしなんというか、十数年前に作ったコレの経験が、こんなところで役に立つとは思わなんだ。

そんなわけで、興味のある方はぜひ目を通してみてくださいね。

おしまい

2009/7/16

<home>