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■舌足らずダイジェスト■

1999

無責任『養老天命』大作戦

 

久々に休日らしい休日を過ごしたので、記念に記す。

だから内容は、わかりづらいよ。

GWのおはなし。

 

 

 

去る5月2日から3日まで、岐阜県の養老天命反転地に行ってきました。

※養老天命反転地---公共施設だというのに、怪我人続出のナイスな公園。

メンバー

「みず」氏 / マエストロの同窓生。

CG会社のヒト。最近東京に栄転したが、忘れ物を取りに5月1日に京都に戻った。

最近の手術により、簡易サイボーグに。

「SANTO」氏 / マエストロの同窓生。

大阪で単身デザイン業を営んでる。今回の作戦の発案者。

「翔香」さん / マエストロの元同僚。

自称トップ秘書。アクシデントにより、現在養老天命反転地の近くの実家に生息。

「のんのん」ちゃん / 翔香さんの幼馴染み。

今回で会うのが2回目だから詳細は知らん。最近大失恋をしたとか。

「マエストロ」

だらけ気味。薬無しには鼻水が止まらない。偉人。

 

第1話

SANTO氏が、みず氏をお出迎え

SANTO氏が、みず氏とマエストロをひろって現地へ。

午前2時。

二度寝してしまった「みず」氏を一時間近くも

車で待つSANTO氏。

 

第2話

待ち合わせ時刻は?

午前6時。養老天命反転地に到着。

ここで、翔香さん、のんちゃんと待ち合わせ。

・みず 「結構早く着いたな。待ち合わせは何時だったっけ?」

・マエストロ「・・・・12時。」

・SANTO 「あまりと言えばあまりに早いな・・・・寝るか・・・。」

反転地に隣接する「養老公園」は、なんとも良い雰囲気の芝生広場。

9時を過ぎると、家族連れやカツプルがいっぱい。

で、何故かみーんなバトミントンしてるの。

バトミントンしてるヒトだらけの

芝生広場でグッタリと眠るSANTO氏。

しかも、うつ伏せ。運転お疲れさん。

芝生広場に隣接する

」のゴリラのアトラクション。

めっちゃリアル。ゆっくり上下する。

午後1時、翔香さん、のんちゃんが来た。

家から車で10分の距離らしいが、

現地に到着してから、駐車場が空くのに、

1時間も待たされてんの。

皆で昼飯食べて、いざ反転地へ!

 

第3話

夢にまで見た養老天命反転地

やっぱ写真じゃ伝わらない凄さ!

こんなとこ。

みず氏

翔香嬢と、のんちゃん。

・・・あれ?SANTO氏と僕の写真が

1枚もないぞ。まあ、いっか。

でだ。

ひとしきりエキサイティングするも・・・30分で飽きる。

楽しいんじゃが、ワシら年寄りには、ちとツライんじゃよ。

・みず 「どっか他におもろい場所ない?」

・翔香 「この辺だったら長島スパーランドかなあ?」

おお!『長島スパーランド』と言えば、

中部地方が世界に誇る遊園地じゃないか!

そうと決まれば早速移動だ。

へ?養老天命反転地?何ソレ。

 

第4話

ホワイトなサイクロン

午後5時到着。

『長島スパーランド』といえば、

木造ジェットコースター

「ホワイトサイクロン」にはじまり「ホワイトサイクロン」に終わる。

と言っても良いほどに、ホワイトサイクロンな場所だ。

まずこれに乗らねば。

結構空いてそうだし。

さてチケット買って、と。

ひゃあ!めちゃめちゃ並んでるじゃん。

外から見えない場所に

こんなに詰めこむなよう。

というわけで、2時間待ち。

・SANTO氏 「やっぱ、こうじゃなきゃGWじゃない」

なんて負け惜しみを言ってみたり。

このホワイトサイクロン。外観はめちゃめちゃカッコ良いが、

木造なだけに宙返り等の派手な仕掛けは無い。

だから、ソレほど絶叫するような乗り物では無い。

絶叫マシーンが大嫌いな、のんのんが言うのだから、確かな情報だ。

個人的には、ちっとくらい怖くないと面白くないのだが・・。

それはそうと、

さすがに2時間も待ってると、話題も底を尽く。

ついには、

・マエストロ 「『タイタニック』すんげー面白かったぜー」

なんてしょーもない話が出る始末。

まあいいや。やっと順番が来た。

 

第5話

ジェットコースターの

「何」にお金を払うのか

さあ乗るぞ。

19時をまわってるので、ライトアップされてて

なんだか、とってもキレイ。

けどメンバーが奇数なもんだから、ワシだけ独りぼっち。

でも近くにいたカワイコチャン(赤の他人)の

隣に座れるからいいやと思っていたら、

係のニイサンに引き離される。

ちょっとだけ『タイタニック』が頭をよぎる。

結局隣は空席。こんなに込んでるのに。何故?

まあいいや。はい出発〜。

ギャアアアアア

ここここ怖いー!怖いじゃねーかー!

のんのんの嘘つきー!

これが怖くなかったら、世の中に怖いものなんか

ねーじゃんかよう!オラー!

終わった・・・。

腕も足もヘロヘロ・・・・。

下りてきたのんのんを見ると、彼女も真っ青。

・のんのん 「こ・・・こんなに怖かったっけ・・・」

むう。敵を欺くには、まず自分からなのだな。

○怖さの分析○

確かにホワイトサイクロンには、派手な宙返り等は無い。

が・・・そのかわり、

「執拗なまでの落下の恐怖」

がある。

以前何かの本で読んだけど、本来人間の恐怖の感覚は

「音の恐怖」と「落下の恐怖」

しか無いらしい(ホンマか?)

そんな本能的な恐怖心をイヤッちゅうほど味わうんだから

怖くないはずがない。

だって体が浮きっぱなしで、ほとんど

シートに着かないんだぜー!

こええぜ。

皆さんも試してみんしゃい。

でも心構えができてたら、そんなに恐くないかもしれん。

・翔香さん 「えー?あれのどこが恐いのー?」

↑痩せ我慢だと思う。

まあほれ。ジェットコースターなんて恐いから乗るのさ。

恐くなかったら、オカネが勿体無いじゃないか。

なんて負け惜しみを言ってみる。

 

第6話

スペースショットは?

閉園まで、ちょい時間があったので、

「スペースショット」に乗る。

地面から一気に物凄い高さまで垂直に吹っ飛ばされるアレ。

心構えのし過ぎか、個人的には、そんなに恐くなかった。

そいだけ。

閉園と共に、翔香、のんのんとは、お別れ。さいなら。

で、ムサい男3人で、マエストロの第二実家へ。

本来マエストロの実家は、鎌倉にあるんだけど、

最近岐阜にもできた(なんじゃそりゃ)。

当然その場所は、

方向音痴を世界に誇るマエストロしか知らないんだけど、

車中ぐっすり眠ってる間に、何故か到着。

すごいぞ。みず氏&SANTO氏。

あんなに少ない情報で、よく到着したな。

いまだに不思議。

 

第7話

ウィスキーと鼻水

さて実家は、「高蔵寺ニュータウン」という場所にある。

ここはニュータウンブームの幕開けのころに計画された場所なので、

めっちゃ道幅が広い!

ここはアメリカか?(行ったこと無いけど)てくらいに広い。

都市計画の鑑と言えよう。

だから路上駐車ダ!!

まあいつも帰省の際には、ここに停めてるんで、

別に罪の意識無し。

両親は海外旅行に行ってたんで、留守。

3人でウィスキーをしこたま飲む。

みず氏は、サイボーグ手術後、初めてのお酒だったので

感激もひとしお。

で、寝る。

ところが最近アレルギー性の鼻炎に悩まされてるマエストロの

ズルズルいびきに、SANTO、みず共に安眠できず。

だって薬切れちゃったんだもん。

 

第8話

「トイザらスの前に行くべき場所」

目が覚めた。

14時くらい。

目は覚めたのだが、動くのが面倒。

TVをつける。←あーあ。もう動けない。

NHKで、「大草原の小さな家」のダイジェストのような

番組をやっていた。

別に興味無いので、チャンネルを変えようとしたその瞬間、

青く光る謎の隕石が、大草原に、落下!!

マジで、謎の光体が落下してくんの。

せっかく移住してきた場所が火の海に!

3人共  「おお!今のは一体!?」

これはひょっとして、名作のパロディかい?SFかい?

そのうち宇宙人やロボットが出てくるかもしれん(笑)!

3人共  「し・・・しばらく見てようか・・」

・・・・・・ずーっと見る。

飯食いながら。

(ごめんSANTO&みず。あの漬物、地獄のように古かったらしい。)

・・・・・ずーっと見る。

吹雪の恐怖や、主人公とジムキャリー似のニイチャンとの

ロマンスや、父との別れや、教師の夢がかなったり、

なんやかんやで、10年くらいの月日が

経ってしまった。

え?宇宙人は?最初の謎の光体は?

ああいう現象ってアメリカでは日常茶飯事なの?

もう何時間も経っちゃったよ?

くう・・・騙された・・・。スイッチ・OFF。

もしかして、あの後、怒涛の展開が待っていたのかもしれない。

さて夕方です。なんてリッチな休日の過ごし方でしょう。

みず氏  「・・・帰ろか」

SANTO&マエストロ  「・・・うん」

とはいえタダ帰るわけじゃない。

昨日、近所に『トイザらス』を発見したので、

男としては、行かねばなるまい。

ちょっと興味あるのよねん。大型玩具店・トイザらス。

では、実家よ。サラバ。

なに?車のミラーにがんじがらめになってるこの紙?

・・・・駐禁か・・・。

あうう。ごめんよう。弟は、いつもこの場所に停めているんだよう。

トイザらスどころじゃねーなー。警察行って外してもらわんと。

で、警察ってドコ?

さて警察署です。

受付にいた警察官の態度がとても低姿勢。

それこそ、「わざわざすいませんねえ。」と言わんばかり。

その人の案内で、2階へ。

先客がいます。

オバアチャンと若者と警官です。

なんか喋ってます。

どうも若者とオバアチャンが接触事故を起こしたようです。

それはともかく、運転手のSANTO氏を残して

マエストロとみず氏は、廊下で待つことに。

すると、突如その先客が、異常に盛り上がりはじめました。

怒る警官!

キレる若者!

騒ぐオバアチャン!

話を聞いていると、

どうもポケットに手を入れながら喋る

若者の態度が悪いとかで、

警官が怒り出したのだ。

この後、話がどんどん事故の取り調べから脱線していく。

ほとんど『青少年の教育とは』のような方向に。

みんな感情的になっているもんだから、まるで本題に戻らない。

き・・気になる。

隣で駐車違反の手続きをしているSANTO氏も、

そのドタバタが気になって、まるで身が入らない。

・・・・で、結局、一万五千円也。

彼らのやりとりは面白かったけど、これじゃモトは取れないなあ。

せめて最後まで聞きたかった。

みず 「ふぃー。ま、しゃーないね。で、どうする?

トイザらスから、だいぶ離れちゃったけど・・・」

「そりゃ、行こうともさ。このまま引き下がれるか。」

一体何が彼らを其処(おもちゃ屋さん)に駆り立てるのかは謎だが・・

・・とにかく行く。

で、トイザらス。

これが実は書くほどのことが無い。

めちゃめちゃアメリカちっくな、妙な物のオンパレードかと

思いきや、別にそんなことも無く、ちと期待ハズレ。

(その割には長いこといたけど)

最近の玩具ってちょっと魅力に欠ける。

人間にとって、とても大事な物なのに。

「・・・・帰ろか。」

「うん。」

 

第9話

「車は便利だけどたまに不便」

そんなわけで、さっさと京都に近づいてきました。

サービスエリアで休憩。

 

悩むみず氏。

マエストロ 「どしたん?」

みず 「ああ、栄養ドリンクがほしいんだけど、

これだけ種類があると悩むなあ。」

マエストロ 「んなもん全部買うてまえ!」

 

悟るみず氏。

みず 「そうか!!」

で、もう京都も近いのに、5種類も買ってやんの。

運転しているわけでもないのに。

マエストロは「ひょうたんのしば漬け」を購入。

ひょうたんって食えるんだね。知らなかった。

SANTO氏 「じゃ、行こうか。」

2人 「おう!!」

SANTO氏 「・・・アレ?アレ?

・・・・バッテリーが・・・あがった・・」

2人 「・・・・マジ?」

しゃばい。しゃばすぎる。

さあ、こういうときに腰が退けてしまうヘッポコな

マエストロ&SANTO氏(失礼)と違い、みず氏はとにかく

動く動く。助かる助かる。

幸い何かこういうときに使うコードはあったんで、

他の車と繋げて、エンジンをかけようと思う。

隣の車ん中で寝ているオッサンを、仕方なく起こす。申し訳無い。

 

失礼します。

みず 「すみません。カクカクシカジカなのです。

助けていただけないでしょうか。」

オッサン 「あぁ?・・・・・他の車にやってもらえば?」

なんですと?

これは意外。なんて日本人らしくない対応。

 

ガシャアアアン!

おお?!!

「・・・・ホントは、このくらい

したい気分だよ。」

なーんだ。(ベッタベタ)

そうなんよなあ。こっちが腹を立てる筋合いじゃないんだよなあ。

・・・けどスグに、親切なオジサンが助けてくれた。

 

「これから先は渋滞してる

から気を付けてナ。」

ありがとうオジサン。気を付けるよ。

出発〜。

 

第10話

「みず氏のワンマンショー。」

しかし、他人様に迷惑をかけたこともあり、

テンション下がる。

テンションが下がったら?そう。

そりゃもう栄養ドリンクでしょうともさ!

なんせ5本もある。みんなでワケも無く元気になろう!

・・・と思いきや、みず氏が立て続けに全部飲む。

 

「健康の為なら

死んだって構わん!」

 

そして歌いまくる。

真面目な話、みず氏は歌が上手い。

とはいえ、このとき歌っていたのは、

どれも昔ナツカシイTV番組の歌ばっか。

なんでも、彼が小学生時代に、テレビの前にテープレコーダーを置いて、

(当然ライン入力なんてしてないの。みんなも経験あるっしょ?)

録音しまくったものの再現なのだ。

何千回も聞いているのであろう。

宇宙戦艦ヤマトのエンディングに入っている

「プレゼントのお知らせ」のナレーションから、

「シー。静かにして(小声で)。」←笑。みんなも経験あるっしょ。

という声まで、忠実に再現しつつ歌う歌う。

2時間くらい平気で歌い続ける。

ナツカシサも加わって、残り二人もテンション上がりまくり。

大合唱したり。

しば漬けだって車中で食べちゃう。

お茶の肴だ。

おかげで、渋滞にもまるでイライラすることなく、

京都に到着。真夜中。

ここでマエストロは二人と別れたので、その後何があったかは知らん。

なんとSANTO氏は、そのまま大阪まで帰るのだ。

お疲れさまでした。ありがとう。

栄養ドリンクを飲みまくったみず氏は、

その日眠ることはできたのだろうか?

さて寝るか。

 

アレ?

なぜにケータイ電話が2つ?

何コレ。

・・・・あ、これSANTO氏のケータイだ。

うっかり僕の鞄のなかに入ってたのね。

返さなくちゃ。

・・・・などと言いつつ、ボヤボヤしてたら、

結局それが理由で、その後、SANTO氏は、

仕事の打合わせを1回すっぽかしてしまう羽目に陥ったのでした。

ごめんね。

 
   

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