SS1とX計画機
今回は、スペースシップ1(SS1)というロケット機の紙工作の紹介です。
このSS1とは、『アンサリXプライズ』という
"民間の技術で宇宙に行ったら賞金あげるよ〜"
てな趣旨の競争(ホントはもっと細かいルールがアリマス)で、
先日、高度100km以上の宇宙空間に到達して、見事賞金を獲得した飛行機です。
ここのサイトでダウンロードしたものを作成しました。
http://www.currell.net/models/index.htm
ここで紹介されている他の紙工作も凄いです。設計者は超人。
で、このSS1、元データは1/48スケールなのだけれど、
1/144スケールに縮小して印刷したものを組み立てました。
紙工作って融通がきくのでイイですな。
大きさはこんくらい。
各部がヨレヨレ
ああ、なんて味のあるデザインなんだ。かっちょええなあ。
ちなみに、ここのサイトで、実機が宇宙に飛んだときのムービーを見られます。
http://www.scaled.com/projects/tierone/video.htm
いわゆる無重力状態になっとる。すごいね。
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で、これでおしまいでは味気が無いので
同スケールの模型飛行機と並べてみました。
XプライズといえばX計画機なので(←関係無い)、
それらと一緒に。
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サイズを比較するとこんな感じ。
ついでにこれらのX計画機の紹介でも。
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■機体かいせつ(うろ覚えなのでイイカゲン)■
X-24a
"飛行機の胴体を翼がわりにして空を飛べるかな?"
という理由で生まれた実験機。飛べた。
僕のとてもとても大好きな機体。
科学特捜隊の三角ビートルのデザインソースなんでしょうな。
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X-15
"めっちゃ速いロケット機作るぞ"
という理由で生まれた実験機。めっちゃ速かった。マッハ7くらい。
僕のとても大好きな機体。
幼少の頃、この機体はウルトラセブンに登場するSF飛行機だと思い込んでた。
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X-3
"めっちゃ早いジェット機つくるぞ"
という理由で生まれた実験機。遅かった。本来積む予定のエンジンを積めなかったから。
僕の大好きな機体。
デザインのシャープさと実際の性能のギャップが魅力。
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X-1
"音速の壁をぶっこわすぞ!"
という理由で生まれた実験機。人類の歴史上初の有人音速突破を果たした。頑張りやさん。
僕の好きな機体。
映画『ライトスタッフ』で有名なロケット機。
映画『ライトスタッフ』はあまり有名ではないらしい。
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以上、このX計画機の模型は、海外のメーカーから出ている塗装済み完成品です。
こんなパッケージで売ってた。
こんな嬉しいグッズが安価で手に入るこの21世紀が好き。
おしまい
2004/12/06