2007/10/4
スプートニク50周年
- Sputnik 50th Anniversary -
ちょうど50年前の1957年10月4日
人間の作ったお星さまが宇宙に出て、初めて地球のまわりをぐるぐるとまわりました。
その星の名前を人工衛星スプートニク号といいます。ソ連製。
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さて、50周年というのもキリがいいし
以前からスプートニクの立体物を眺めてみたかったこともあり
良い機会なので、縮尺模型を作ってみることにしました。
図面
プラペーパーに展開図を貼り付け
紙工作の要領で
部品の数々
金属球は近所のネオマートで購入。振るとガランゴロンと音を奏でる
アンテナはピアノ線
台座の作成
試しに金属球を乗せてみたら、重さに負けて倒れたのでアセった。
仕方が無いので急遽台座の台座を作ることに。
か ん せ い
スプートニク号の実機は、本体の直径が580mm、重さが83.6kg。
この模型は、金属球の直径が40mmなので、14.5分の1スケールです。
人物との対比。
モデルを務めるのは主任設計員のコロリョフさん。とても偉い人。
本体のアップ
そしてどうしようもなく映りこむ我が家の物置部屋。大層散らかっていることがわかる。
このアンテナ基部のデザインが特に好き。
なんだかやけにスピード感のあるデザインでかっこいい。
まさか機能よりもデザインを優先させたということは無いだろうけれど、
アンテナの配置が球体の疾走感を強調してるように見えちゃう。まるで漫画の効果線みたい。イイ。
さて50年前の10月4日、このスプートニク打ち上げ成功の報せに、それはそれはもう世界中が大騒ぎになったんだそうです。
というのも、何万年も続くヒトの歴史のなかで、地球の外――宇宙が
ついに人間の行動半径に含まれる日が到来したからなのでした。
そしてもうひとつ。
『宇宙を制するものは世界を制する』という軍事面での考えからも、
その実現に向けて一歩ふみだしたソビエト連邦に対して、世界中が大慌てしたそうです。
特にアメリカは、同時期に着々と人工衛星の開発を進めていたのに、いきなりソ連に先を越されてしまった
(というか、『我が国も人工衛星を開発しとるよ』というソ連側の発表をあまり真に受けていなかった)ので、
この報を前にして、国中が大ショックに陥ってしまったんだそうです。
そしてこの事件をきっかけに、その後十数年間続く、米ソの熱い宇宙開発大競争時代が始まったのでした。
……それにしてもメチャクチャ映りこんでるな部屋。
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というわけで、人工衛星スプートニク50周年記念更新でした。
おしまい
2007/10/4