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2010/8/23

JIMスーツ風の潜水服

-1/20scale JIM SUIT-

大好きなJIMスーツっぽい感じの硬式潜水服を作りました

 


今回は、『サイバーソリッド(cyber solid)』という3DCGソフトを使って、モデリングしました

 

このソフトで作成したデータをサポートセンターに送信すると

後日、その立体模型を送ってくれるという驚きのサービスがあったので

それを利用してみました

 

3DCGが本物の立体物になるなんて、なかなか夢の未来を感じさせてくれます

でも、2007年にこのサービスは終了してしまいました

僕好みのシンプルで覚えやすいソフトだったので残念です

 

そんなこんなで、だいたいJIMスーツに見える形になったところで満足したので

モデリング作業を終了し、サポートセンターにデータを送信しました

 

2007年4月、立体出力された物が届きました

CGと同じです。すごい

出力にかかる費用は、確か1g15円〜20円でした(送料別)

 

身長約11cm、重さは70g程度です

中が空洞で、しかも1パーツの完成品、

というところにも、妙なインパクトがあります

 

精度はこの程度

解像度72dpiの立体物、という雰囲気

 

表面がザラザラしています

ZP102パウダーという粉を固めたものだそうです

 

材質は、プラスチックのように加工しやすいものではなく

落としたら割れそうな感じが、ちょっと陶器に近いかな、という印象です

また、ロウソクのロウというか「表面がザラザラした石鹸」のような感じもする不思議な感触の素材です

 

なので、表面処理を失敗すると、モロッと折れます

これがなかなかコワイ

 

この表面のザラザラを落とすのが面倒だったので

いつものように数年間保管したままにしてました

 

先日、ようやく

「表面処理なんて、しなくてもいいや。だってぼくは表面処理がきらいだから」

という境地に達したので、そのまま塗装を開始しました

はじめにジェッソという下地材を塗りました

 

塗装はアクリル絵具を使いました

 

配色を考えながら塗りました

 

適当にデカールを貼って、一体目かんせい

 

二体目

こっちは親切な方が表面のザラザラを大分落としてくれました

 

一体目同様、塗装しながら配色を考えます

 

二体目かんせい

 


 

スケールは約20分の1なので

だいたいミクロマンサイズです

 

オレンジさん

 

背中

 

みんな集合

.

この格好良い潜水服の存在を知ったのは、いまから30年近く前(たぶん1981年か1982年)

子供の頃に見たテレビ番組(「驚異の世界」だったか「知られざる世界」)によってでした

その番組で、この潜水服の紹介をしていて、その姿に一目惚れしたのでした

 

.

同じ頃、家の本棚にあった『文藝春秋デラックス・宇宙SFの時代』という本に載っていた

スタジオぬえ版のパワードスーツのイラストを眺めるのが好きだったこともあり

この潜水服が、まるで現実に存在するパワードスーツのようにも見えたのでした

 

また、この「ジムスーツ」という名前が

当時大流行していたアニメ、機動戦士ガンダムに登場する

モビルスーツGM(ジム)ぽいところもイイなあ、と思っていたのでした

.

そんなわけで、僕はこのメカのことを、なかばSFメカだ

という認識で捉えているので

実は実機のことはあまり知らないのです

.

以上、JIMスーツっぽい模型でした

じー

立体出力した3DCGは、ほかにもいろいろあるのだけれど、どれも長期熟成中

おしまい

2010/8/23

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