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2010/2/11

おおすみ打ち上げ40周年

 

初の国産人工衛星「おおすみ」です

40年前の1970年2月11日に打ち上げれられ、軌道周回に成功しました。

 

2003年に大気圏に突入するまで、

30年以上も地球の周りをぐるぐるとまわってました。

つまり僕が生まれる前にはもう宇宙に行ってて、30代のオッサンになるまで

毎日毎日地球をぐるぐる廻っていたのだなあ……

といったことをボンヤリ考えるのがすき。

 

「おおすみ」の成功によって、日本は、ソビエト、アメリカ、フランスに継ぐ

なんと世界で4番目の衛星打ち上げ国になったんだそうです。

長さは1m。球体の直径は48cmです。

送信機等、諸々の機能は左側のコップ状の部分に収納されています。

(打ち上げ後14〜15時間で高熱の為に機能停止したそうです)

球体部分はチタニウム合金製で、

軌道に載せるために使う固体燃料が詰まってます。

右側の円筒が噴射口です。

 

 

■好き好きポイント■

・球形とか三次曲面を使っているところがスキ

・とにかく宇宙に人工物を飛ばすぞ、という機能に特化したシンプルさスキ

・固体燃料だけで軌道に載せちゃった常識はずれの技術がスキ

 


なにかと楽しい上野の科学博物館に行くと、実機の実験模型が展示してあります。

各種試験用に使われたものなのかな?

ちょっと脱線するけど、おおすみの奥にある機械は、SFUという人工衛星で、実際に宇宙を10ヶ月くらい飛んだあと、

スペースシャトルに載せて回収されてきたという、バックアップ機とかでなく、本当に宇宙を体験してきた実機だそうです。

なので、デブリのぶつかった跡とかも見られます。なんか得した気分

 

屋外には、「おおすみ」を打ち上げたロケットと発射台の実物も展示されてます。

ちょっと写真では伝わりづらいけど、

この発射台、可動部分も豊富なデザインで、大層格好良いので、一見の価値有りです。

 

というわけでおおすみ40周年でした。

 

おしまい

2010/2/11

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