98年2月・長野    

 

ヒライ、スノボ初体験

プロ級脳天ダイバー(笑)

1,遅れて滑ってくるヒトを待つ。

2,そんな奴ほっといて滑り降りる。

29年間にわたるヒライの人生において、スキー場での選択肢は

この二つしかありませんでした。

・・・・・この日までは。

その体験はもう、今まで飼い慣らしていたペットが

イキナリ刃向かってきたようなものでした。

 

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前日

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ヒライの友人たち「今どきスキーなんてダサイよなー。

やっぱスノボだよ。」

ヒライ「ふうん。オレもスノボやってみようかなあ。」

 

彼らはヒライがスキーの達人であることを知りません。

ヒライ「くっくっく。雪山の達人であるオレが

スノボくらい滑れんはずがあるまい。

奴らの度肝をぬいてやる。」

ヒライ「アマかったなァ・・・」

 

「スキー場なんて慣れればコワクないって!

アタシが教えてあげるからさー。」

 

オレはスキーの達人なんだぞおおぉぉ!!

 

なんてこと今言っても説得力無え。

・・・・・言えねえ。

 

そんなわけでヒライはスノボを呪っているのです。

 

■完■